う事をまとめないといけないの。だけど、お父さんはあんまりにも仕事している姿を見ないから。いつもぐうたらしているなんて情けなくて、作文にもならないでしょ? せめて副業くらいは頑張ってほしいなと……」
バッグ 「ちょっと待って! 副業で売春って、変じゃない!!? っていうか、そっちの方が恥ずかしくない!!?」 「お父さんが頑張る姿を見てみたいな~」 「何を頑張るのさぁ!!? っていうか、今の話、冗談だよね!!?」 「冗談じゃないよ。このまま行くと、家計が破綻するもの。お父さん、知ってる? 僕の食費で、お父さんの貯金がなくなりつつある現状を」 「ハルが我慢すればいいだけじゃん!」 「子どもは我慢ができない生物なの。わかったら、しっかり働いて稼いでね」
www.riutkerty.com 上野の腕にしがみ付きながら、学校の廊下を歩き続ける。 辺り一面を放浪している不気味な影。あれは一体何なのかしら? 上野を見上げながら、問いかける。 「ねぇ……あの黒い人みたいな物は何?」 「あれはね、狭間の生き物と言うの。まぁ、僕らがそう呼んでいるだけだけど。本当は生き物ではなくて、記憶の欠片の一部だって……。未来が言っていたけど。生き物みたいに動くし、人の心に影響されて変化するから。さっき君が見たっていう、偽者の僕もこいつらの一人だと思うよ」 「何だか……不気味ね」 「怖がっちゃ駄目だよ。こいつらはマイナスの思考に引かれやすい性質があるから、なるべく明るい気持ちを持って。そうすると、近づいてこないから」 上野の言葉に頷いて、上野の腕を強く抱きしめる。 だけど、どうして? 上野はそういう事を知っているの? この私でさえ聞いた事のない話なのに……。 それにどうして平気でいられるの? 普通なら不安で堪らない気持ちになるのに……。
財布 ブランド 黙っているのが怖くて、上野に問いかける。 「ねぇ、上野はどうしてそういう事を知っているの?」 「うーん、何て説明したらいいのかな?」 「上野がよく白い木の中に入って行くのも関係ある?」 「うーん、まぁ、無関係じゃないかな?」 「上野は……宇宙人?」 「う
PR