「(ふむならば五十円でどうじゃ)」 「(値上げ交渉なんてしてるつもりねえんだよ)」 「(大丈夫じゃ、穴も空いている上に色もレベルアップじゃ)」 レベルアップ云々は金メッキと純銀を見て「金色だしこっちが高いっしょ」と金メッキを堂々とっていくような感じに勘違いしているんじゃないだろうか。 少なくとも重量と色が変わるだけで「意味の無い行動」には変わりないと思うのだがどうだろう? 「(やめろやめろ。ただ醜態さらすだろ――)」 「あなたはだんだん記憶がなくなーる」 「おいーっ」
www.shpsoreview.info ……ええと、結果的に記憶が本当に消えました。 その後は意識を落として「記憶を弄って、戦闘中にユウジに逃げ切られた。という設定に変えたからの」と言って最後に俺が治癒の為に運んだ草むらのところまでワープ(桐チートの一つ)して草の上に寝かした。 周囲には未だに俺のか雨澄のかは分からない血痕が飛び散っていて、確かに戦いが有りここで治療を行っていたことを思いださせられる。 にしても桐曰く「あやつは”逃げられた”という感想しか抱かないはずじゃ」と言うが……本当に大丈夫なのか? こうして、これほどにもあっさりと命
ブランド市場を賭けた戦いは終わり。アイツら……いやALLONTSUの行動理由も、法則性も少しは理解できた。 雨澄の記憶を消した以上は、今後も襲いかかって来るのだろう――だが俺はあきらめはしない、また今度は逃げ切ってやるつもりだ。 俺たちに自分の存在を明かした雨澄はそれからも襲撃を続けた。 もちろん未だ存在を知られていないという前提の上であちらは戦っているようで、ただ淡々と戦うだけ。 一週間置きにやってくる雨澄の結界か
財布バッグら戦いながらホニさん達を逃がして――戦いは終結する。それが何度も何度も繰り返されていくのだ。 ここだけの話、俺は雨澄の記憶を消して良かったのか数日、否数週間経った今でも未だに考えている。 雨
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