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なぁんか

表アイシャ姫とセルブ王国代表ラスロー王子の対決を行う!」  練武場に響く声。 へぇ、あの優男、王子だったんだ???と、思ったより何の感慨も湧かないのは何故だろう? 同じ王子と皇子なのに。 「オレの自覚が薄いのか?」www.bjhthc18.com  セルブ王国はクロアートの北西にある国で、国境間にマール君のような獣人の血を引く種族の自治領がある。 「なぁんか、国同士のいざこざが透けて見えるね、ヤダヤダ。」  代理戦争じゃねぇんだぞ、アホか。 名を呼ばれた二人が、向かい合い同時に礼をする。 真紅の重装鎧に長い柄の戦斧を持つアイシャ姫。 対するは、白い上半身鎧と細剣を掲げるラスロー王子。 得物を単純に比較したら、細剣のがひ弱いで不利に感じるが???。 「構えっ!」  腰だめに槍斧を構えるアイシャ姫。 ラスロー王子は体勢を低くし、こめかみ辺りに水平に剣を構える。 「かったいなぁ。」モンクレール  中央の野次馬席(?)で一人呟く。 相手の大振りをかいぐぐって、間合いを殺し突きを多用して、間隙を縫うのが堅い。 鎧の更に隙間を縫うのは、至難の技だが彼には自信があるのだろう。 「始めっ!」  合図と共に圧倒的な速さで間合いを詰めに行くのは、当然ラスロー王子。 お約束通りの突きは、アイシャ姫の槍斧で叩き落とされたが。 弾かれた反動を使って距離を取ると、その場所にすぐさま槍斧が叩きつけられる。 「鍵は速さと???体力か。」 「間合いの広さの問題もあるかと???。」 「ん?」モンクレール ダウン  オレの胸辺り、顎の下からマール君の声が。 「速さがあれば間合いは削り取れるよ。あの程度なら。」  オレだってかい潜れない事はない。 速さはオレの剣術の主体でもある。 ただそこからの攻撃手段は、一考しなければならない。 「マール君、ところでこんなに早く戻ってきていいのかい?」  主が戦っているのに何とも暢気な。 「始まってしまったら、終るまでボクには何も出来ないですよ。」  まぁ、そうなんだが???意外と大雑把でもあるな彼。 こういうして会話している間にも当然戦いは進んでいる。 予想通り、二人が得物同士を打ち合う事はない。 柄で弾く光景は何度かあるが、軽量の細剣だから耐久度的な問題だ。 今回は真剣じゃなくて刃も潰してあるし、先も多少丸くなっている分だけ耐久度が高い程度。 「ん?」 「どうしました?」 「???マール君。従者として、きちんと主の身の回りの物の確認はしているかい
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